帝王切開の傷あとケア

動画:帝王切開の傷あとケアについて

協力:医療法人社団愛育会 福田病院 院長 河上 祥一 先生

帝王切開の
傷あとは残りやすい

帝王切開の傷のある部分は、
傷あとが残りやすい部位として知られています。

肥厚性瘢痕ひこうせいはんこんやケロイドと呼ばれる状態になることがあり、かゆみ・痛み・引きつれ等の症状が生じます。

肥厚性瘢痕

【提供】
日本医科大学 形成外科
主任教授
小川 令先生

帝王切開で出産された
200名のママさんに
傷あとの状況に
ついて聞きました。

ネット調査対象:50歳以下の帝王切開経験女性200名

ご自身の帝王切開の
「傷あと」は気になりますか?
(N=200)
帝王切開後、「傷あと」の
ケアはしましたか?
(N=200)
ケアをしなかったのは
どうしてですか?
(N=143)

帝王切開で出産された方の多くが、傷あとを気にされています。その一方で、傷あとケアの方法について知らない方が多く、産後に傷あとのケアをしていない方が多くいます。
ケロイドになると、自然に治ることは少なく、かゆみや痛みも伴うこともありますので、帝王切開後の傷あとに赤みがある期間は、傷あとをケアすることをおすすめします。

傷あとケアの方法

目立つ傷あとになる要因
  • ● 体質
  • ● 紫外線
  • ● 傷あとへの伸展刺激
  • ● 衣類等との摩擦
  • ● テープをはがす時の刺激
傷あとの周りの皮ふが
引っ張られる刺激に
よって炎症が起きます。

手術の傷(縫った傷)は、体質、傷あとへの刺激(伸展刺激や衣類との摩擦、紫外線、テープをはがす時の刺激)などにより、目立つ傷あとになることがあります。
その中でも、傷あとを伸展刺激(皮ふを伸ばさないこと)から防ぐことが重要です。
アトファイン/傷あとケアテープは、タテにもヨコにも伸びにくいテープなので、伸展刺激を抑制できます。

伸展刺激摩擦刺激紫外線はく離刺激から傷あとを守る
アトファイン /傷あとケアテープ
を使ってセルフケア

傷口が閉じた直後から最低でも3か月間、傷あとが肌の色に近くなるまでケアを続けましょう。

監修:
竹内正人先生(産科医)
横手直美先生(中部大学 生命保健学部保健看護学科 准教授/助産師)
細田恭子さん(帝王切開情報サイト「くもといっしょに」)